商農工学連携

百笑

2009年05月14日 08:47

14日に2回目の福岡産業振興協議会との懇談会!


前回よりグレートアップして、商農工学の代表者による意見交換となりました…ここまで各界代表者が集まって農業を中心とした産業の展望を議論する事は無かったのではないでしょうか?



農林水産省下の九州農政局局長と経済産業省下の九州経済産業局局長の情勢報告後に意見交換会。
九州旅客鉄道の代表取締役専務や九電工の取締役常務執行役員をはじめとした県内主要企業の方々や、九州大学教授、学校法人理事長、電通九州のコンサルティングディレクター等、草々たるメンバー

異業種連携の重要性を再認識できましたが、同時に農業への理解の無さに危機感を覚えました



以前にもお話しましたが、私は農業を守ると言う事は国家防衛だと認識しております。

WTO貿易交渉において、関税撤廃にて自由貿易を推進する事が世界経済に安定をもたらすと言ってる国々も、実は自国が大量に生産する穀物の重要な輸出先である中国やインドの食料時給率向上に伴う消費量低下を懸念しています。
そんな中で、新たな消費大国として日本が狙われ、まずは関税と言う壁を撤廃させようとしているにすぎません。

また、自国の胃袋を満たすために農業生産向上を目指している中国は、肥料の原材料であるリン鉱石等の流出を自国の利権のみでシャットアウトしています。

第三次世界大戦の起こる可能性は極めて低いですが、食料争奪戦争やマネー戦争、外交戦争はすでに勃発しています。
資源の乏しい日本は、ヒョウロウ攻めにより外交交渉すらできない国にならないよう、我々農家が農地を守り、国民をあげて食料の重要性を再認識する必要があると感じています。

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