出かた・2

百笑

2009年06月07日 22:24

あたまも回り出したので、ちょいと追伸



最近“農業の多面的役割”なんてのを時々耳にします。
田んぼが徐々に住宅に変わり、アスファルトがひかれ、土や緑が無くなってはじめて人間は“田”の役割に気づいたのだと思います。


福岡市内でも、数年前の大雨で地下街が水没する被害もでたり、ゲリラ豪雨なんてので川の水が一気に増えたり、マンホールから水が溢れたり…また、都市部に入ると気温が上がる気がします。

田んぼがある環境では、これらを軽減or回避できます。
大雨では田んぼはダムになり、一気に河川へ水が流れ込むのを防ぎます。
また当然ながら気温の急激な上昇も抑えられます。
昆虫や小動物の生活の場でもありますし、日本人独特の季節感も感じさせてくれます。
地震がおきれば避難場所にもなるでしょうし、ドクターへりの着陸も可能、稲刈り後は子供達の遊び場…これは、税金を投入してでも守らなきゃいけないのでは?私たち農家が生き残るために(→票確保のために)政府が投資しているのではなく、国民に必要な環境を守る必要があるから大きな予算をつけてでも維持しようとしているのをご理解下さい!

我々農家も、それをしっかり維持管理していきます




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